二十億光年の孤独
 
/組曲「地平線のかなたへ」から

詩:谷川俊太郎 曲:木下 牧子
JASRAC作品コード 008-7071-4

組曲の3番目です。   (2006.12.31掲載)

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人類は小さな球の上で 球の上で
眠り起きそして働き
ときどき仲間を火星に仲間を
欲しがったりする

人類は小さな球の上で
 上で 上で 球のうえで
眠り起きそして働き
ときどき仲間を火星に仲間を
欲しがったりする

火星人は小さな球の上で 
 上で 上で 球のうえで
何をしてるか 僕は知らない
或いはネリリしキルルしハララしているか
ネリリしキルルしハララしているか
しかしときどき仲間を地球に仲間を
欲しがったりする
それはそれは 全く確かなことだ
万有引力とは 引き合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それゆえみんなは求め合う
万有引力とは 引き合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる

万有引力とは
孤独の ひずんで 引き合う
孤独の力である
宇宙はひずんで
(膨らんで)
求め合う(膨らんで)
宇宙はどんどん膨らんでゆく


それゆえみんなは
 みんなはみんなは不安である


人類は小さな球の上で 上で
 上で 上で 球の上で
二十億光年の孤独に 孤独に
僕は思わず 僕は思わず
くしゃみを くしゃみを した
ネリリキルルハララしている
ネリリキルルハララしているか












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